ほうざんのもしかするとためになる話

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社会保険を脱退したらすぐに国民健康保険に加入しないと大変なことになります

どうも。

 

えるこんです。

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会社を辞めると社会保険から脱退することになります。そのため、国民健康保険に切り替わります。

 

しかし、この国民健康保険への切り替えは役所に行かないとできないため、ついつい放置してしまいがちです。

 

放置すると後々大変なことになり、後悔します。私は社会保険を脱退したまま国民健康保険への加入手続きを行わず放置していたため大変なことになりました。

 

今回は、社会保険を脱退して国民健康保険に加入しないと起こり得る大変なことについて紹介します。

 

社会保険脱退後に放置すると無保険状態になります

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社会保険を脱退すると国民健康保険へ加入しなければなりません。国民皆保険制度を採用している日本であれば当然のことです。

 

しかし、困ったことなのか良いことなのかはわかりませんが、社会保険国民健康保険はつながりがありません。

 

社会保険を脱退すると役所に報告が入り勝手に国民健康保険への加入案内の手紙が送られてくると思われがちですが、そんなことは断じてありません。

 

社会保険は役所は関与してません。そのため社会保険を脱退したことを社会保険側が役所に報告する必要もありません。

 

以上のことから社会保険を脱退したあと何もしないと無保険状態になります。

 

無保険状態になると保険料もなくなるので月々の出費が少なくなりお得なように思えるかもしれませんが、それは大きな間違いです。

 

無保険状態で病院に行けば10割負担になります。ちょっとした風邪などで病院に行っても何万円と請求が来ます。

 

また、自分は健康だから平気と思っていても交通事故などの外的要因で自分が入院することになれば、請求額も大変なことになります。

 

無保険状態はその時は保険料がなくなるのでラッキーだと思うかもしれませんが、不測の事態のことを考えると全然ラッキーではないのです。

 

社会保険脱退後、しばらくしてから国民健康保険に加入すると大変なことになる

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社会保険を脱退した後、なんやかんやで国民健康保険への加入が遅れてしまうことはあり得ることです。

 

転職活動をしていると会社を辞めたとは言えなかなか時間が作れずに役所へ行くことを後回しにしてしまいがちになります。

 

しかし、国民健康保険への加入は遅くなればなるほど大変なことになります。それは国民皆保険制度が大きく関係しています。

 

日本は国民皆保険である必要があるため生まれてから死ぬまで何かしらの保険に加入していることが必要です。これは、保険に加入していない期間があってはならないという意味でもあります。

 

そうなると、国民健康保険の加入手続きは遡って行われることになるのです。

 

どういうことかと言うと、国民健康保険への加入手続きをした月から国民健康保険料が発生するのではなくて、国民健康保険へ加入しなければならない月から国民健康保険料が発生することになるということです。

 

私はこれで大きな失敗をしました。少し長くなりますが、私の経験談を紹介します。

 

私は2019年7月に会社を辞めました。転職したいという理由からです。

 

私はすぐに転職先が見つかるだろうという理由と国民健康保険への加入手続きをしなければ保険料の請求は来ないということを確信していたので、敢えて国民健康保険への加入手続きは行いませんでした。

 

しかし、転職先がなかなか見つからず焦りを覚えた私は念のためにと国民健康保険への加入手続きを行うことを決意して役所にいきました。これが2019年9月のことです。

 

役所では、社会保険の脱退からの切り替えということですんなりと国民健康保険への加入手続きは終わりました。そして10月から保険料の請求書を送ると言われました。

 

しかし、10月の請求書を見て呆然とします。そこには高額の保険料が記載されていたからです。社会保険のように半分は会社負担ということはないので保険料が高くなることは承知の上でしたが、それにしても高すぎました。

 

私は何かの間違いだと思ったので役所に言って話をしました。結果、間違いはありませんでした。

 

私は、2019年の9月から国民健康保険に加入したのでそこからの保険料の支払いだけで良いと思っていたのですが、実際には2019年の7月に会社を辞めているので国民健康保険へは2019年の7月に加入していることになるのです。

 

つまり、本来払うべき保険料に未納であった2019年の7〜9月分の保険料が上乗せされて請求されたということなのです。

 

社会保険を脱退した後に自分のタイミングで国民健康保険へ加入したとしても社会保険を脱退した月まで遡って加入することになります。

 

社会保険を脱退してから国民健康保険への加入手続き期間が空けば開くほど、一度に請求される保険料も高額になります。

 

また、国民健康保険へ加入する際は社会保険の保険証か脱退証明書が必要になります。社会保険の脱退時期をごまかすことはできないので悪あがきはやめましょう

 

国民健康保険料は高額かつ減額は望めない

国民健康保険料は社会保険料の2倍です。社会保険のときにあった会社の半分負担がなくなるからです。

 

また、結婚していると国民健康保険料はさらに高額になる可能性があります。社会保険で配偶者や子どもを扶養に入れていると、扶養という概念がない国民健康保険では1人1人に保険料が発生するため必然的に保険料は高額になります。

 

だからと言って保険料を減額することはあまり期待できません。

 

保険料を減額する方法としては年収の減少があります。しかし、この年収の減少は減少幅によって減額される金額に差はありますが、保険料が半額になることはまずありません。良くても3割減額されるくらいです。

 

最後に

社会保険を脱退したらすぐに国民健康保険への加入手続きを行なってください。

 

そうしないと後から高額な保険料を請求されることになります。その際に支払いができないと最悪の場合、財産が差押されます。

 

社会保険を脱退したら国民健康保険へ加入することは国のルールでもありますので、面倒だしお金もかかりますが我慢するしかないのです。

 

それでは。