公務員にボーナスは、必要であるべき人間だけに支給するべき。
どうも。
他人にも自分にもついつい甘くしてしまうことで有名なえるこんです。
公務員、全員にボーナスは必要でない。
就職して、働くようになり、そのように感じています。
私の親は公務員だったので、そのボーナスの恩恵を受けて育ってきました。しかし、私は親の背中を見てきているので、ボーナスを受け取るに値する人間だったと信じています。
民間の企業もボーナスは必ずもらえるわけではありません。
それなのに、公務員は当たり前のように毎年、2回のボーナスを受け取っています。
これには、いささか納得がいかないです。
今回は、公務員とは何なのか、この点からボーナスの必要性について考えていきます。
誤解を招きたくないので一言。
私は、公務員の給料体制に不満があるだけです。個々の公務員に対して、あいつ給料もらいすぎだろ、などと感じているわけではありません。そこだけは理解してほしいです。
- 公務員のボーナスはボーナスではない!?
- 勤勉なんて、働くのであれば当たり前なのでは?
- 公務員がボーナスではなく、勤勉手当としているのはあることをごまかすため
- 公務員の給料は安くて当然
- 危険だから給料が高いというのは何か違う
- 年功序列で給料が上がるのもおかしい
- 公務員の使命に尽力する人には勤勉手当はあってもいいと思う
- 公務員の勤勉手当はなくならない
- 最後に
公務員のボーナスはボーナスではない!?
公務員には、正式にボーナスはありません。
年に2回支給されるのは、勤勉手当です。
ボーナスではないのです。あくまで手当として支給されるのです。
住居手当とか、扶養手当とかそのような部類になります。
勤勉なんて、働くのであれば当たり前なのでは?
公務員は、勤勉手当として、当然の権利かのように事実上のボーナスを受け取っています。
しかし、働いている以上は、勤勉なんて当たり前です。
民間の企業に勤勉手当があるということは聞いたことがないです。(もちろん、私の視野が狭いだけなので、そういった手当がある企業もあるかもしれません)
ましてや、公務員です。
全体の奉仕者たる公務員が勤勉なのは当然のことで、そんなことにいちいち手当としてお金を支給されることは普通に考えておかしいです。
極端なことを言えば、毎日無遅刻無欠勤で出勤したから、あなたは勤勉です。そのため勤勉手当を支給します。ということなのです。
めちゃくちゃ馬鹿らしいです。
公務員がボーナスではなく、勤勉手当としているのはあることをごまかすため
無遅刻無欠勤という、当たり前のことをするだけでお金しかも大金がもらえる勤勉手当。
これを、公務員がボーナスと言えないのにはある理由があります。
理由①利益がないから
公務員は、利益としてお金を生み出さないからです。
民間の企業は、利益としてお金を生み出します。
そこで業績が好調だと、その分をボーナスで従業員に支給する。
これがボーナスが支給される仕組みです。
しかし、公務員はどうでしょう。
公務員は、お金を生み出すという意味での利益は追求しません。国民(市民)の利益を追求というか、実現しているのです。
そのため、公務員には、業績という概念はありません。そうなると、ボーナスという考え自体が有り得ないのです。
理由②公務員の給料の財源はみなさんの血税だから
公務員の給料は、みなさんが年間にわたり納める、住民税などの税金を財源にしています。
普通に考えて、安いといは言えない税金をなんとか納めているのに、そのお金を公務員のボーナスに使うというのはモラルというか、常識的に有り得ないことです。
みなさんが、ボーナスを何にしようするか考えてみて下さい。それは、公務員も同じ考え方をします。
例えば、ボーナスを新車を買う頭金に使おうとします。もちろん、自分の収入なのでそれ自体は何の問題もありません。
では、公務員が同じことをしたらどう思いますか?
みなさんが納めた税金が知らない公務員の私用に使われて気分がいいですか?
気分がいいと考える人はまずいません。(どうでもいいと考える人もいるでしょうが)
そんなことは、公務員もわかっています。
だからこそ、国民(市民)から非難されないように手当として事実上のボーナスを支給しているのです。
公務員の給料は安くて当然
公務員は、あくまで国を支える立場の職業です。
国民(市民)には、税金を納めてもらう代わりに、国民(市民)にとって住みやすい環境を提供するのが使命です。
先程も言いましたが、公務員がお金を生み出すことはありません。
言い方をかえれば、公務員は究極のサービス業なのです。
究極である以上、そこには対価はあっても微々たるものです。
そのため、公務員の給料は安いのが当然なのです。
危険だから給料が高いというのは何か違う
公務員の中でも、警察官や消防士の給料は高いです。
それは、夜勤があったり、危険ととなり合わせだからです。
しかし、それを含めての公務員なので、給料を高くすることにはもう少し慎重になるべきです。
警察官や消防士に志願する人は、どういう職業なのかを理解しているはずです。
公務員である以上は、給料は税金から支給されます。
それに、危険な職業だからこそ、訓練もたくさん行います。
そもそも、警察官や消防士の役割は、危険なことが起きないようにすることです。
そのため、毎日事件が起きるとか、火事か起きるとかではダメなのです。
事件が起きたら、パトロールに問題がある、火事が起きたら事前の指導に問題があるのではないでしょうか?
それを、危険な職業だからと一律に給料を高くするのはおかしいです。
そうではなく、事件が発生して犯人を取り抑えたとか、事故現場の整理をやった、救助活動を行なったなどの事件や事故に対する行動によって随時手当を支給するべきです。
普段から、特に何もしなくても高い給料が入ってくれば、誰だって職務怠慢になりますし、税金の無駄使いになります。
年功序列で給料が上がるのもおかしい
そもそも公務員の仕事は、歳をとると内容が難しくなるのでしょうか?
管理職なったとか、職位が上がればそれなりに責任も増えるので給料が上がることはわかります。
しかし、全員が責任ある立場になるわけではありません。
もし、出世競争に負けたとしたら公務員の仕事の内容は、歳をとると増えるのでしょうか?
その点も考慮しないと、一律で年功序列で給料が上がるというのはおかしい話です。
民間の企業の話ではありません。
税金を使って給料を賄っている意味をよく考えるべきです。
公務員の使命に尽力する人には勤勉手当はあってもいいと思う
では、公務員には、勤勉手当という名のボーナスはいらないのか、というとそれは違います。
公務員にも、使命のために、公僕として人生を捧げるくらいに尽力する人もいます。そのような人には勤勉手当はあってもいいと思います。
私も、国民(市民)のために、本当に尽力してくれる公務員には自分の納めた税金からボーナスが出ても不満はありません。むしろ、私たちのために尽力してくれたことに感謝しているのでボーナスを受け取るべきだと考えます。
民間の企業でいう、仕事のできる人とできない人は、公務員だと、公務に尽力できる人とそうでない人になります。
公務に尽力できる人には、その対価として勤勉手当があってもいいはずです。
逆に、公務に尽力できないような名ばかり公務員には勤勉手当は1円も必要ないです。
公務員の勤勉手当はなくならない
公務員のボーナスカットはまずあり得ません。
法律や条例で決まっていることだからです。
その法律や条例を決めるのは国会や市議会などです。
議員自体は、公務員ではない(厳密ではないですが、この考えで問題ないため)ですが、議員の給料も税金から支給されます。
言ってみれば、議員と公務員は同じ釜の飯を食っているのです。
そうなると、議員がわざわざ自分たちに飛び火するような公務員の勤勉手当について議論するとは到底考えられません。
最後に
公務員には、その頑張りによって勤勉手当という名のボーナスの支給をするべきです。
勤勉手当がもらえないとか、誰々よりも少ないということはあってもいいのです。
そうなれば、理由は不純ですが、公務に尽力する公務員が増えるのではないでしょうか?
公務員のボーナスがなくなることはまずありません。
だからこそ、公務員全員が公務に尽力して国民(市民)から勤勉手当をもらうべきだと認識されるようにしてほしいです。
それでは。