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【トランプ】ベトナムの大富豪を紹介します

どうも。

 

えるこんです。

 

今回はトランプ遊びの定番である大富豪についてベトナムのルールを紹介します。

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đánh bài tiến lên

これは、日本で言う『大富豪』のことです。地方によっては大貧民と言うこともある遊びです。トランプで遊んだことのある大人の95%は知っているくらい定番の遊びです。

 

日本だけではなくベトナムでも有名な遊びであります。

 

ここで少しばかりベトナム語の勉強をします。

『đánh bài tiến lên(カタカナ読みでダンバイティエンレン』は日本語に訳すと『トランプを進める』です。『đánh bài』は『トランプ』で『tiến lên』は『進出する』という意味です。ちなみに『tiến』は『進む』、『lên』は『上がる』という意味です。

 

トランプでのし上がると解釈すればなんとなく日本の大富豪のイメージと同じになります。

 

ルールについて

日本の大富豪はローカルルールが幅をきかせていてこれといった統一ルールはありません。大富豪をやるたびにルールが追加されるくらいの勢いで、もはや全てのカードに何かしらの効果があります。

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ベトナムの大富豪はというと、日本とは異なる意味不明なルールが幅をきかせていて覚えるにも一苦労です。

 

ルール①マークの強弱と数字の強弱

マークによって強い弱いがあります。

 

1番強いのが❤️です。以下♦️、♠️、♣️と続きます。数字の強い弱いは日本と同じで2が1番強く、3が1番弱いです。

 

そしてマークでの強い弱いがあるため1番強いのは❤️の2で、1番弱いのは♣️の3となります。また、♠️の2を出したあとに♦️や❤️の2を出すことができます。同じ数字でもマークの強弱があるからです。

 

ルール②最初に出すカードと各数字の効果

日本では♠️3か❤️の3を持っている人が最初にカードを出します。

 

ベトナムでは1番弱いカード、つまり♣️の3を持っている人が最初にカードを出します。

 

そして日本では♠️もしくは❤️の3を持っている人が最初に好きなカードを出すことができますが、ベトナムでは♣️の3を持っている人は最初に♣️の3を出さないといけません。

 

ただ、♣️の3以外に他の3を持っている場合は♣️の3だけ出しても他の3とまとめて出してOKです。

 

また、各数字の効果ですが、なんと全ての数字に効果はありません。8切り、10捨てみたいな効果は存在しません。

 

ルール③ジョーカーと階段

日本では最強であるジョーカーもベトナムではゴミとなります。ベトナムではそもそもトランプでジョーカーを使わないからです。

 

また、階段というと同じマークで連続した数字というイメージがありますが、ベトナムでは数字が連続していればマークはバラバラでも問題ありません。そのため階段が非常に出しやすくなっています。

 

階段は例えば、5、6、7の階段を出したとすれば6以上からなる階段を出せば対抗できます。2番目に小さい数字までなら重複してもOKです。

 

ルール④❤️の2が最強ではない

先程、❤️の2が1番強いと書きましたが、最強となると話が変わってきます。❤️の2はカードとして1番強いだけです。そのため、❤️の2を出しても100%流すことはできません。

 

では、❤️の2よりも強いのはどんなカードなのか?もちろん複数枚で出す必要になります。

 

❤️の2より強いカードは3種類あります。最強は2枚組の4連続階段です。次点が同じ数字の4枚組で、その次が2枚組の3連続階段です。この3種類は❤️の2のあとに出すことが可能です。

 

言葉だと意味不明なので具体的に説明します。

まず、2枚組の4連続階段ですが、これは4の2枚組、5の2枚組、6の2枚組、7の2枚組のような階段のことです。もちろんマークはバラバラで大丈夫です。2枚組の3連続階段は2枚組の4連続階段の3連続バージョンです。

 

次に同じ数字の4枚組ですが、これはそのままです。5が4枚あるなどといったことです。

 

また、❤️の2よりも強い3種類については弱い順であれば全て出すこともできます。❤️の2のあとに2枚組の3連続階段を出し、そのあとに同じ数字の4枚組を出し、そのあと2枚組の4連続階段を出すことは可能です。

 

闘わずとも勝ちが確定することがある

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カードゲームにありそうな展開がベトナムの大富豪には存在します。

 

勝ちが確定するパターンは5種類あります。基本的には揃わないパターンしかありません。

 

  1. 2が4枚揃う
  2. 4枚揃いが2組ある
  3. 3枚揃いが3組ある
  4. 3からAまでの階段が成立する
  5. 2枚組の階段が6連続する

 

それでは一つずつ説明していきます。ちなみにベトナムでは大富豪を4人でやるのがベースのため1人の手札は13枚になることを前提としています。

1.2が4枚揃う

これはそのままですね。

 

これ以上の説明はできません。

 

2.4枚揃いが2組ある

例えば、5の4枚組と7の4枚組が手札にある状態です。

 

数字に決まりはありません。とにかく4枚揃いが2組あれば勝ちが確定します。

 

3.3枚揃いが2組ある

4枚揃いの3枚揃いバージョンです。内容も同じなので割愛します。

 

4.3からAまでの階段が成立する

3からAまでの12連続階段が成立すればいきなり勝ちが確定します。

 

5.2枚組の階段が6連続する

例えば、4〜9の階段が2枚組で存在していると勝ちが確定します。

 

こちらもマークはバラバラで大丈夫です。

 

ベトナムでは賭けが前提

ベトナムの大富豪は賭けで行われることがほとんどです。

 

そのため、大富豪や大貧民などの称号をつける習慣はありません。もちろん、カードの交換もやらないです。

 

賭けなので、勝者は賭けたお金を総取りできます。

 

最後に

ベトナムの大富豪はルールがシンプルですが、全体的に意味がわからないです。

 

こればかりは実際にやってみないと覚えられないです。

 

もし、ベトナム人と遊ぶ機会があればベトナムのルールで大富豪をやってみるのも面白いと思います。

 

それでは。