ベトナム語は理不尽だからなかなか覚えることができない
どうも。
他人にも自分にもついつい甘くしてしまうことで有名なえるこんです。
私はベトナム語の勉強をしようとしていつもすぐ辞めてしまいます。
理由は、ベトナム語が難しいからです。と思っていたのですが、ただ難しいというわけではなかったのです。ベトナム語は理不尽なのです。
理不尽な理由を日本語と比較しながら説明します。
覚えてもまず通じない
ベトナム語が理不尽である最大の理由です。
日本の書店には、カタカナで覚えるベトナム語のフレーズ集なるものが何冊か販売されています。私も実際に購入してカタカナの読み方で覚えました。
そして、実際に覚えたフレーズをベトナム人に使ってみるのですが、8割くらいは通じないです。
簡単な挨拶はなんとか通じますが、すこし文が長くなると途端に通じなくなります。
そして、ベトナム人に通じなかったフレーズの本文を見せると違うと言われ、正しい読み方を教えてくれます。しかし、自分の読み方とはそこまで違わないのです。
つまり、発音が微妙に違うとベトナム語は通じなくなります。
日本語であめがふったという場合、あめの発音が『雨』でなくて『飴』であっても意味は通じます。もちろん、発音に違和感は感じていますが通じます。
ところがベトナム語の場合だとあめがふったの『あめ』の発音が『雨』と少しでも違うと『雨』という言葉と認識しないどころか、言葉として認識してくれません。
発音が難しい
ベトナム語でも発音さえ正しければさすがに通じます。そのため、まずは発音を完璧にしないといけません。
発音の練習を頑張ろうと、本やYouTubeで発音してみるのですが、これがまた難しいです。
語尾を上げるのか下げるのかくらいだったらいいのですが、日本語にはない発音が度々出てくるのです。
例えば、『kh』の発音は本文ではカタカナだと『カ』とか『コ』と書かれています。しかし実際は『カ』の場合は『カとハの中間の音』、『コ』の場合は『コとホの中間の音』が正しいです。本だと、日本語で表現しないといけないので微妙な音や日本語で表せない音は間違えて覚えてしまいやすいです。
他だと、同じ『u』つまり『ウ』でも口の形で音を変化させたりします。文字の上の屋根みたいな記号や文字の下の点などによって使い分けています。
ベトナム語は、発音が複雑です。別にそれ自体は文化なのでしょうがありません。しかし、発音が完璧でないと通じないということがセットになるのでベトナム語は理不尽だと感じてしまいます。
そもそも旅行程度の理由ですベトナム語を覚える必要はない
ベトナムで暮らすとか、ベトナム人と結婚したい、もしくは結婚したという理由があればベトナム語を覚える必要があるでしょう。
しかし、旅行に行くからベトナム語を勉強したいというのであればベトナム語の勉強は必要ありません。
ベトナムの観光地ではたいてい英語が通じるので簡単な英会話ができれば問題ありません。また、英語も全くできないというのことであってもスマホでグーグル翻訳するとか、翻訳アプリをインストールしておけばそれで意思疎通はできます。レストランや喫茶店は意外とwifi(もちろんパスワード付)が使えるのでそこは安心できます。
ネットの環境さえ準備しておけば、ベトナムに旅行に行く程度であれば勉強しなくても問題ありません。
それでもベトナム語を勉強したいのであればマスターできないことを前提に勉強すること
ベトナム語は、マイナーな言語の部類です。勉強するにも限界があります。
どんなに、自分でベトナム語をマスターしたと思っても通じないとかわからないという場面はたくさんあります。そして、完璧には発音できません。
外国人で日本語を滑らかな発音で話せる人は度々いますが、日本人がベトナム語を滑らかな発音で話すことは人生かけないと無理なレベルです。
少しぎこちないけど、普通に話せる。これがベトナム語をマスターするという意味でのゴールになるのかもしれません。
最後に
ベトナム語を学ぶ本は学習というよりは、旅行で役立つ程度のレベルのものばかりです。
日本人が英語を勉強するように、単語や文法に特化した参考書はほとんどありません。
そのため、ベトナム語を効率よく勉強することは難しいです。
それでも、ベトナム語を話せるようになりたいと考えるのであれば、まずは発音です。発音をしつこく何度も声に出して覚えましょう。
ベトナム語は理不尽です。その理不尽さを楽しめるのであればいつの日かベトナム語が話せるようになるのかもしれません。
それでは。