掃除機の吸引力について
どうも。
えるこんです。
掃除機の吸引力はどの掃除機も大して変わらないことをご存知ですか?
掃除機は色々なメーカーからたくさんの種類が登場していますが、それでも吸引力というのは大して変わらないです。
そうだとすると、「高い掃除機は買うだけ損なのでは?」と考えてしまいがちですが、高い掃除機、安い掃除機には値段に見合った理由が必ずあります。
今回は、掃除機について性能という部分に注目して書いていきます。
吸引力ではなくて吸引の仕方に注目する
吸引力が同じであれば、値段の高い掃除機も安い掃除機も大して変わらないというわけではありません。
実際に値段が高い掃除機と安い掃除機を使い比べるとお分かりになるでしょうが、値段が高い掃除機のほうが安い掃除機に比べると吸い残しは格段に少なくなります。それでも吸引力は大して変わっていないのです。
では、値段の高い掃除機と安い掃除機は何が違うのか?というと、吸引の仕方に大きな違いがあります。
違いというのは、細かくすればキリがなくなりますが、大きく考えると2つの違いを挙げることができます。
ブラシ部分と排出です。
ブラシはゴミを掻き出す役割があるので、ブラシの質でゴミを吸い込む量が大きく変わります。ブラシというのは、掃除機の先端の裏側についているブラシのことです。
値段の高い掃除機は、ブラシにも趣向を凝らしているのでカーペット内部の取りづらいゴミも掻き出すことを可能としています。
また、ブラシによってゴミを浮かすことができるため、より多くのゴミを吸い込むことができるというわけなのです。
排出については、掃除機が吸い込んだ空気を効率よく排出できるようにすることで、吸引力が落ちないようにしています。空気の排出部分にゴミが溜まり、空気の逃げ道が狭くなることを防ぐということです。
掃除機の吸引力はどれもほとんど同じであることを踏まえると、掃除機の吸引力をどれだけ維持できるのかが、掃除機の良し悪しを決めているということなのです。
ブラシの重要性
先程、ブラシ次第で取り除けるゴミの量も変わると書きましたが、ブラシの重要性はそれだけはありません。
掃除機のブラシは、ブラシがないと吸引力が半減します。
というのも、掃除機はゴミを吸い込む場所を真空状態にすることで多くのゴミを吸い込めるようにできていますが、その真空状態はブラシがあってこそできることだからです。
この場合、ブラシの良し悪しはあまり関係ないです。ブラシがあることが重要なのです。
ちなみにハンディタイプの掃除機の先端にはブラシがついていません。あえてブラシをつけていないのです。
ハンディタイプの掃除機にブラシをつけると、吸引力が強くなりすぎて動かせなくなります。子供の頃に掃除機を使ったことあれば、掃除機の先端を外して棒の部分でカーテンや床を吸い込んでびっくりしたことがあるでしょう。掃除機がやばそうな音を出すやつです。あの状態になると吸い込む場所と掃除機の先端がくっついてしまうので動かせなくなります。
掃除機の豆知識
掃除機を使用する際に役立つであろう知識を紹介します。
一つ目はウオンドです。掃除機の蛇腹みたいな部分の名称です。この言葉を知っていれば掃除のプロだと思われることでしょう。
二つ目は掃除機のかけ方です。掃除機は押して引いて動かしますが、引くときのほうが効率よくゴミを吸引できます。というのも、先程も書いたように掃除機は真空状態をつくって吸引しているからです。
掃除機を押すときは先端が浮いてしまい空気が入り込むので真空状態が作りづらくなり本来の吸引力が発揮できません。反対に掃除機を引くときは掃除機の先端に力が入りやすくなるため、先端が浮くことなく自然な流れで真空状態を作ることができます。
掃除機を使用する際は、掃除機を斜め前に押して場所を移動し、掃除機を引くときに掃除したい場所を吸引することを意識すると吸い残しも少なくなります。
3つ目は掃除機のお手入れの仕方です。掃除機を使用した後は先端を外して手をあてて真空状態にしてください。そうすることで、ウオンド内にくっついたホコリをキレイにすることができます。もちろん、真空状態を長い時間行うと掃除機が壊れてしまうので1秒間を2、3回行うくらいで充分です。
最後に
掃除機の吸引力はどのメーカーも大して変わらないです。吸引力を上げすぎると掃除機の先端が床面とくっついてしまうからです。
しかし、掃除機としての総合力はメーカーや値段によって大きく変わります。
掃除機を購入する機会があれば、ブラシだったり排出方法などに注目してみても面白いかもしれません。
それでは。