ほうざんのもしかするとためになる話

少しでも役立つ情報を掲載できればと思っております。

日本人が砲丸投げで戦うには技術を磨くしかない

どうも。

 

他人にも自分にもついつい甘くしてしまうことで有名なえるこんです。

 

今回は、陸上競技砲丸投げについての話です。

 

なぜかというと、私は、中学と高校は陸上部で投擲競技(中でも砲丸投げが専門)をやっていたからです。

 

実力は、県(都道府ではないです)でベスト6に入るかどうかくらいの選手でした。

 

なぜ、ベスト6という歯切れの悪さかというと、県大会で6位までに入るともう一つ上の大会に進めるため、一つの目安としていたからです。

 

と、私のことはこの辺にしておいて、

とにかく、私は、日本の砲丸投げ事情に懐疑的です。

 

今回は、その懐疑的な理由と、どうしていくべきかという点について、それなりに熱く語ります。

 

中学、高校で感じた砲丸投げへの違和感

私は、中学、高校と、様々な大会に出場、動画での視聴をして、いつも思うところがありました。

 

それは、強い選手はみんな体が大きいということです。

 

高校なら、まだ、100歩譲ってわかりますが、中学の時点で筋肉で盛り上がった体の選手が多くいました。

 

大会で勝つための手段として筋力トレーニングした結果なので努力の証とも言えます。

 

しかし、中学や高校のレベルで体を大きくしすぎてないかと感じました。

 

その体の大きさが私にとっては違和感でした。

 

もちろん、ドーピングとかそういう意味での違和感ではありません。

 

砲丸投げは技術で投げるもの

私は、中学のころから記録を伸ばすために、色々と試行錯誤しました。

 

その中で最も時間を割いたのは、フォームでした。

 

それこそ、日本の大会や世界中の大会をYouTubeでたくさんみて、より遠くに飛ばせるフォームを作っていました。

 

そのため、筋トレは、高校時代はやってましたが、周りの強い選手たちのような重量は扱えなかったし、体も決して筋肉で盛り上がっていたわけではありません。

 

しかし、私は、当時から砲丸投げは技術だと思っていたので理想のフォームを追求していました。

 

そして、県大会でそれなりの結果が出せていたので、私の考え方は間違えてなかったと今でも感じています。

 

体を大きくした選手は軒並み伸び悩みが早かった

中学時代に全国のベスト5に入るような選手でも高校に入ると全国大会すら出場できないような人はいました。

 

また、中学時代、私よりも強かった選手が高校になって私よりも弱くなっていたこともよくありました。

 

結局、中学の時から筋トレをガツガツやっていたために、伸び代がなくなったということです。

 

私は、中学時代は筋トレはほとんどしなかったので高校に入り、筋トレをすることで記録を伸ばすことができました。

 

それでも高校生となると筋トレをしっかりやっている選手がほとんどなので、私は大会で勝ち抜くことはできませんでした。

 

大学や社会人で続けている人もほとんどが記録が伸びていない 

高校で筋トレしすぎて、伸び代がなくなります。

 

そこで、初めて、技術に重点をおいてトレーニングをしますが、大して記録が伸びず、そのまま引退です。

 

日本の砲丸投げが弱い理由

日本の砲丸投げは、世界的にもレベルが低いです。

 

砲丸投げは、体格がモノを言う世界なので、欧米の選手に体格で劣る日本人はどうしても不利になります。

 

ちなみに、砲丸投げの世界記録と日本記録では4メートル以上の差があります。

世界記録@23.15メートル

日本記録@18.85メートル

 

そして、日本記録では、世界大会で決勝には進めません。

 

そのくらい、日本の砲丸投げはレベルが低いのです。

 

そして、日本は体格以外でも弱い理由があります。

 

それは、技術レベルも低いということです。

 

日本人選手でも体の大きい選手がいます。

 

しかし、技術がイマイチのため、記録が伸びません。

 

逆に、技術が高い選手は大抵は小柄であるため、体格差で記録が伸びません。

 

このようなところに日本の砲丸投げの弱さがうかがえます。

 

やはり、中学、高校時代に筋トレさせることがよくない

ジュニア時代から筋トレをガツガツやっていれば体は大きくなります。

 

身長があれば尚更です。

 

そして、力がつけば、力任せに砲丸を投げても記録が伸びます。

 

そうすると、技術のことはおざなりになるのです。

 

そして、力任せの砲丸投げでは記録が伸びなくなると技術面の向上に努めますが、時すでに遅しです。

 

凝り固まった、間違いだらけのフォームを作り直すことは簡単ではありません。

 

そうではなくて、まずはフォームを固めるところから確実に始めるべきです。

 

技術面が向上すれば、記録も伸びます。

 

その中で、筋トレもやっていくというスタイルがいいのではないかと考えています。

 

そもそも筋トレも、腕立て伏せがしっかりできないような人を器具を使って筋トレさせることが間違いです。

 

まずは、腕立て伏せがしっかりできるようにならないと意味ないです。

 

そこから、物足らないのであれば、器具を使用する流れにするべきです。

 

世界と戦うのであれば、自分たちの長所を伸ばす

日本人は、技術面の向上しか道は残されていません。

 

もし、世界と戦うのであれば、技術面を極めるしかありません。

 

そうすれば、停滞気味の日本記録も更新されるのではないかと感じています。

 

もっとも、井の中の蛙でいいのであれば、現状のままでもいいかと思われますが。

 

最後に

日本は、4×100メートルリレー、ハンマー投の室伏選手、400メートルハードルの為末選手、200メートルの末續選手が、技術を極めて頂点を掴む、もしくは、掴みに挑戦しました。

 

なのに、砲丸投げとなるとパワー全面押しで肝心の技術は極まってないです。

 

いつの日か、砲丸投げの技術を極めて、世界に挑戦するような選手が現れることを望むとともに、そのような選手が育つような環境をジュニア時代から整備してほしいと強く願っています。

 

それでは。