サニブラウン選手の記録が今後伸び悩みかもしれない4つの理由
どうも。
他人にも自分にもついつい甘くしてしまうことで有名なえるこんです。
今回は、批判覚悟で記事を書きます。
私は、中学、高校と陸上部であり、のめり込んでいたので、陸上界の話題には常に興味があります。
私のことは、どうでもいいとして、今は日本の短距離が熱いです。
その中でも、筆頭として、更なる飛躍が期待されているのがサニブラウン選手です。
父親がガーナ人であり、現在は、アメリカの大学で己を磨いている最中です。
現時点で100メートルは9.97の日本の記録を保持しています。
そして、あのウサイン・ボルト越えも期待されています。
しかし、私は、ボルト越えには懐疑的です。
むしろ、無理なんじゃないかと考えています。
今回は、その無理な理由を4つに分けて説明します。
あと、誤解されたくないのですが、私はサニブラウン選手のことを下げたいわけではありません。
強い選手だからこそ、つまらないところでつまづかないでほしいだけです。
その部分の理解だけはお願いします。
早熟型なだけ
言い方は悪いですが、サニブラウン選手は早熟型なだけな気がします。
競馬でいう、ディープ産駒のような感じです。
持っているポテンシャルは、素晴らしいです。
これは、紛れもない事実です。
しかし、これから更に成長できるかというと、それは絶対ではありません。
逆に言えば、今後の成長については全く分からないです。
あの桐生選手も高校時代に10.01秒をだしてから現在の自己ベストの9.98秒と成長分は0.03秒です。
もちろん、たゆまぬ努力の結果です。
そのため、サニブラウン選手も努力を続けてもここから9.8秒台や世界記録の9.58秒までタイムが縮むかというと厳しそうな気もします。
ただ、現時点では明らかに早熟型であることは間違いです。
これは、私の勝手な予想ですが、サニブラウン選手が自己ベストを叩き出せるのはあと3年くらいなのではないかと考えています。
ボルトよりも最先端のトレーニングをしている
これは、早熟型を進める要因です。
ウサイン・ボルトが世界記録を出したのは
2008年の時です。
もう、10年も前なのです。
当然、短距離のトレーニング方法もこの10年で進化しています。
具体的には、知らないですが、10年間トレーニング方法が停滞することは考えられないです。
何が言いたいのかというと、サニブラウン選手はボルト選手よりも最先端のトレーニングができているため、成長するのも早い、ということです。
最先端のトレーニングをしている以上、今ある力を出し切っているとも考えられます。
そう考えると、更なる飛躍のためにまだ取り組むべきことが明確にないと世界記録を狙うのは難しいと感じます。
100メートルに本腰を入れるのが早い
ボルト選手は元々、100メートルではなく、200メートルほ有力な選手として有名でした。
ジュニア時代には、200メートルで数々のタイトルを獲得していました。
ボルト選手が突出するまでは、100メートルは、ジャマイカのアサファ・パウエル選手とアメリカのタイソン・ゲイ選手の二強でした。
ボルト選手は100メートルで世界選手権の出場もなかったはずです。
あくまで、200メートル専門でしたが、スタートの改善に取り組むため100メートルのトレーニングに本腰を入れました。
そうすると、いきなり100メートルで9.72秒(記憶が正しければ)を叩き出し、一躍100メートルでも有力な選手として注目を集めました。
そして、その後は、みなさんがご存知のように、世界選手権、オリンピックで世界記録を連発し.陸上界の大スターまで登りつめました。
一方、サニブラウン選手は、高校生時代に世界ジュニアで100メートルと200メートルの二冠に輝くなど、ジュニア時代から既に100メートルにも強い選手でした。
そのため、ボルトとは100メートルに本腰を入れ始めるタイミングも理由も違うわけです。
ボルトは、現在のサニブラウン選手の年齢の
頃までは、200メートルを中心にやってきてました。
つまり、100メートルは未知数だったわけです。
しかし、サニブラウン選手は100メートルも200メートルも既に完成されつつあります。
このことを考えると、サニブラウン選手の記録は更に伸びるとは思いますが、世界記録までは厳しいのではないかと感じます。
200メートルに至っては、世界記録までまだ、
0.9秒近くあります。
目標が高いが故に伸び悩む
目標を高く持つことは、大切なことです。
しかし、その理想になかなかたどり着けないと
肉体的にも精神的にもつらくなります。
サニブラウン選手は、日本新記録を出したときも、通過点としか見ていない感じがしました。
おそらくは、目指す記録はまだまだ先だからというのと、優勝できなかったからだと思われます。
目指す先を見据えているのは、いいのですが、そこだけを見過きて、今の自分を見失わないかが心配です。
俗に言う、地に足がついていないといつやつです。
サニブラウン選手は、日本中からの期待も高いです。そんな中で戦うからこそ、地に足がついてないと、記録は伸びないです。
別に、日本新記録出したから素直に喜べと言っているわけではありません。
ただ、大会の記録が自分の立ち位置です。
練習ではできているとかは、勝負の世界では通用しません。
サニブラウン選手には、9.97秒は満足するものではないでしょうが、それが現時点での実力であることは忘れないでほしいです。
最後に
サニブラウン選手には、己の限界と向き合って更なる飛躍を期待しています。
世界記録とかは、あまり考えないで、どこまで自分の記録を縮めることができるのかを追求してほしいです。
これだけの逸材です。
マスコミやメディアの過熱報道なので、プライバシーなどを侵さないように、競技以外の理由で伸び悩むことのないように見守るべきです。
ちなみに、私は、山縣選手推しなので、最後はどうなるかわからないですが、日本記録を作ってほしいです。
それでは。