ほうざんのもしかするとためになる話

少しでも役立つ情報を掲載できればと思っております。

ベトナムのお金について紹介します。ベトナムには硬貨はないのでご注意を。

どうも。

 

他人にも自分にもついつい甘くしてしまうことで評判のえるこんです。

 

ベトナムに旅行に行くのはいいけど、現地のお金ってどうなってるの?

 

という疑問をお持ちのかたは多いです。

 

また、レートも気になるところではないでしょうか。

 

ベトナムは、日本よりも物価が安いので日本よりもお金がかからないのは確かです。

 

しかし、ベトナムのお金について知っていないと安いのだろうと勝手に決めてしまい実は大損だったなんてこともよくあります。

 

今回は、ベトナムで賢くお金を使えるようにベトナムのお金について紹介します。

 

 

ベトナムは紙幣文化

ベトナムのお金はすべて紙幣です。

 

日本のように硬貨をまぜて使うことはありません。

ただ、硬貨がないというわけではありませんがまず使うことはありません。

 

ベトナムは紙幣文化であるという認識で問題ないです。

 

また、ベトナムのお金の単位はドン(VND)です。

 

 

ベトナムの紙幣の紹介

ベトナムの紙幣

ベトナムの紙幣は全部で10種類あります。

 

これだけ聞くと多いと感じかもしれません。

 

日本の紙幣+硬貨でも一般的に使用されているのは9種類なので確かにベトナムの紙幣の種類は多いです。

 

ちなみに私は、全種類入手しました。

 

ベトナム人に知り合いがいればそこまで難しくことではありません。

 

紙幣の種類

ベトナムの紙幣全10種類を画像とともに紹介します。高価な順に紹介します。

 

ただし、日本円への換算は2019年5月時点での目安なので、あくまで参考程度に見てください。

 

500000VND

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日本円で2500円程です。

表面はホー・チ・ミン肖像画です。

✳︎都市のホーチミンと区別するため人物名には点を入れています。

全ての紙幣の表面は、ホー・チ・ミン肖像画になっています。

裏面は、ホー・チ・ミンの家となっています。

 

200000VND

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日本円で1000円程です。

裏面は、ベトナム北部にあるハロン湾がデザインされています。

世界自然遺産に登録されています。

 

100000VND

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日本円で500円程です。

裏面は、ハノイにあるベトナム最古の学校がデザインされています。

 

50000VND

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日本円で250円程です。

裏面は、フエにあるグエン朝時代の建築物がデザインされています。

グエン朝は世界史でいう阮朝のことです。

ちなみに、フエにある王宮は世界文化遺産に登録されています。

 

20000VND

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日本円で100円程です。

裏面は、ホイアンにある日本橋がデザインされています。

この日本橋を含めたホイアンの旧市街地は世界文化遺産に登録されています。

 

10000VND

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日本円で50円程です。

裏面は、クーロン盆地にあるバクホー油田がデザインされています。

バクホー油田はベトナム最大の油田です。

 

5000VND

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日本円で25円程です。

裏面は、ドンナイ川に作られたトリアン発電所がデザインされています。

このトリアン発電所はロシアの技術と財源の支援によって建設されました。

 

2000VND

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日本円で10円程です。

裏面は、製紙工場の写真です。

戦争中はベトナムカンボジアラオスに製紙工場があり、中でもベトナムは最大規模でした。

 

1000VND

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日本円で5円程です。

裏面は、ベトナム中部の都市ダラットで像に乗って木材を伐採している風景がデザインされています。

 

500VND

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日本円で2.5円程です。

裏面は、ハイフォン港がデザインされています。

ハイフォン港は、北部最大の港で国際的な玄関口になっています。

ベトナムでも二番目に大きな港です。

 

おまけ

現在は流通していない200VNDについて紹介します。100VNDは入手できませんでした。

 

200VND

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日本円で1円程です。

ベトナムの人も使用しません。

一昔前の紙幣のため、年季が入ってます。

裏面は、農業の風景がデザインされています。農業の風景というくくりなので、場所の特定はありません。

 

100VND

日本円で0.5円つまり50銭です。

ベトナムの人も使用しません。

残念ながら入手できませんでした。

 

紙幣からわかる日本とベトナムの違い

ベトナムの紙幣を一通り紹介しましたが、日本の紙幣とは明らかに違いがあります。

紙幣の表面

紙幣の表面は、日本もベトナムも人物をデザインしている点は同じです。

 

しかし、人物の採用に違いがあります。

 

日本は、日本の発展に貢献してきた歴史上の偉人を採用する傾向があります。(2千円札は例外です)

✳︎日本の紙幣はモデルチェンジが多いので現世代の説明だけにします。日本の紙幣が気になった方は財務省のホームページへどうぞ

財務省ホームページのリンク〜

紙幣の図柄について、図柄の意味と、その図柄を採用した理由を教えてください。 : 財務省

 

 

一方、ベトナムホー・チ・ミン(ベトナム建国の父)だけです。

その他の人物を採用していません。

 

その理由は、ホー・チ・ミンが偉大な人物であるということとベトナム国の歴史にあります。

 

ベトナムには、様々な歴史がありますが、現在の形になってからは、まだ歴史が浅いです。

 

日本のように長い歴史をもっていません。

 

そのため、ホー・チ・ミンの偉大さに匹敵する人物はまだ現れていないのかもしれません。

 

今後、ホー・チ・ミン以外の人物が紙幣のモデルに採用されるかどうかはわからないです。

 

それだけ、ベトナム国民からは偉大な人物としてホー・チ・ミンは尊敬されています。

 

100年後のベトナムでは、新たな人物が紙幣に採用されているかもしれませんが、それは100年後にならないとわからないです。

 

紙幣の裏面

紙幣の裏面には人物以外がデザインされており、似ています。

 

日本の紙幣は

  • 鳳凰(ほうおう、1万円札、中国神話の伝説の鳥)
  • 燕子花図(かきつばたず、5千円札、国宝の美術品)
  • 源氏物語絵巻紫式部日記絵巻(2千円札、平安時代の文学作品)
  • 富士山と桜(千円札、日本国民に馴染みのある山と木)

 

ベトナムの紙幣は先程説明した通りです。

 

違いは、文化を表すのか場所を表すかです。

 

日本は、文化を表していますが、ベトナムは場所を表しています。

 

どちらにしても、自国の歴史や説明に繋がっているため本質は変わらないです。

 

文化の違いを感じるお釣り

 

ベトナムでは細かいお釣りは返ってこないのは当たり前です。

 

それは、どうしようもないからです。

 

端数の紙幣がないのは日本の感覚だとあり得ないですが、そこも文化の違いです。 

 

私は、初めてベトナムに行ったときに、一人で慣れない中、喫茶店へ行きました。

会計時にお釣りがあることはわかっていたのでお釣りを渡すのを待っていましたが、渡す気配がありません。

 

ベトナム語もわからないのでしばらくレシートを見てました。

 

当時のレシートはありませんが、確か300VNDほどのお釣りがある計算でした。

 

日本円にすれば2円あるかどうかのレベルなので、日本だったら、渡し忘れでも気にしない程度のお金です。(信用の話ではなく、あくまで金額だけに焦点を合わせいます)

 

ベトナムに着いたばかりで数字ばかりに目がいってしまい、もしかしたら数百円ごまかされたのではと考えてしまいました。

 

しかし、冷静に日本円に換算して誤差程度の金額だということがわかり、納得してそのまま店を後にしました。

 

日本円で10円以下になる紙幣は、ベトナムにはかつてはありましたが、現在はありません。

 

個人でも記念にもっているかどうかのレベルです。

 

そのため、ベトナムで10円くらいお釣りがもらえなかったとしてもしょうがないことです。

 

その代わりにお菓子をもらうことがありますがこれもお店次第です。

 

気にしないでください。

 

終わりに

ベトナムの紙幣について調べることでベトナムについて色々と知ることができました。

 

これは、日本の紙幣や硬貨にも言えることです。

 

もし、外国に興味をもったときはその国のお金について調べてみるとその国についての理解が深まるはずなのでおススメします。

 

また、ベトナムの紙幣にはまだまだ調べないといけないことがあります。

 

それは、別の記事で紹介するので気が向いたら見ていただけると幸いです。

 

それでは。