【混ぜるな危険!】掃除のプロから聞いたカビのとりかた
どうも。
えるこんです。
風呂場の敵と言えばカビですよね。
漢字だと『黴』と無駄なのかわかりませんが難しい字となっております。
そのカビは、カビ用のハイターで撃退するのですが、カビが残ったり、再びカビが復活することが多いです。
今回は、そんな厄介なカビを取り除く方法を掃除のプロに聞いたので紹介します。ただし、途中で危険な部分についても触れますので、早とちりしないで読んでいただけると幸いです。
- カビ用ハイターは色をとるだけ?
- カビを殺菌できる洗剤はあるのか?
- 塩素系洗剤と酸性洗剤を使用する際の注意点(飛ばさずに読んでください)
- 塩素系洗剤と酸性洗剤は思わぬ場所で混ざります(飛ばさずに読んでください)
- 最後に
カビ用ハイターは色をとるだけ?
カビ用のハイターは、よく「カビの色だけを落としているだけだからあまり意味がない」という噂というか話を聞いたことがあるかと思います。
この話は本当のことです。カビを脱色するということです。ちなみに、カビの脱色といってもその際にわずかにはカビも撃退できます。
そのため、脱色を目的とするカビハイターだと、カビを脱色後しばらくすると同じ場所にカビが復活することになります。それは当然のことで、色だけ抜かれたカビは生きているからです。人間だって、髪の毛を染めても普通に生きています。それと同じ原理(?)です。
カビを殺菌できる洗剤はあるのか?
結論から言うとあります。
ただし、脱色できないのが欠点となります。
すなわち、カビを殺菌したとしてもカビの跡は残るというわけです。
では、カビを脱色するのと殺菌する洗剤では何が違うのでしょうか?
それは、洗剤の性質になります。
カビの脱色できる洗剤は塩素系、カビを殺菌できるのは酸性です。
そのため、カビを撃退したい場合は、まずカビを殺菌できる酸性の洗剤を使用した後に、脱色できる塩素系洗剤でカビの残骸を脱色すると綺麗になってカビの再発防止にもなります。
そのため、カビ用のハイターを購入する際には使用目的に応じて、塩素系なのか酸性なのかをチェックすると良いです。
塩素系洗剤と酸性洗剤を使用する際の注意点(飛ばさずに読んでください)
ここは、絶対に飛ばさずに読んでください。
塩素系洗剤と酸性洗剤が手元にある場合は一度洗剤のラベルをよく見てください。ない方はこれから説明するので大丈夫です。
必ずこのように書いてあります。
混ぜるな危険
そして、小さい文字で塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜないでくださいと記載されています。
「洗剤混ぜるくらい、どうということはない」
このように甘い認識は持ってしまいがちですが、甘い認識は捨ててください。
塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜると有毒なガスが煙を立てて発生し、最悪の場合、死に至ります。 実際に塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜて使用し死亡したケースはいくつもあります。
塩素系洗剤や酸性洗剤には誤って混ぜてしまった時のために「よく換気をして利用すること」と記載されています。ただし、換気していれば混ぜてもいいということではありません。
カビが生えやすい風呂場には塩素系洗剤と酸性洗剤のタッグは強力ですが、風呂場ほ換気しずらい場所でもあるので、できればどちらか一つを使用することをおすすめします。そうなると見栄えがよくなる塩素系洗剤一択になるかもしれません。
塩素系洗剤と酸性洗剤は思わぬ場所で混ざります(飛ばさずに読んでください)
塩素系洗剤と酸性洗剤は混ぜると冗談にならないほど危険なので、どちらか一つだけ使用するべきです。
しかし、完全にカビを撃退したいと考える場合は、どうしても塩素系洗剤と酸性洗剤の両方を使用するほかありません。
そのため、両方の洗剤を使用する際の注意点を紹介します。ただし、自己責任でお願いします。
塩素系洗剤と酸性洗剤は混ざらなければ問題ありません。そのため、どちらかの洗剤を使用したあとは、しつこいくらいに水で流してください。
例えば、風呂場で塩素系洗剤を使用したとすれば、酸性洗剤を使用するためには何日か使用間隔はあけましょう。使用間隔をもうけるのには、しっかりとした理由があります。
風呂場で塩素系洗剤を使用して酸性洗剤を使用したい場合、塩素系洗剤を使用したあとは、その場で入念に洗い流しします。
こうすることで、塩素系洗剤の使用部分の塩素は落ちます。ということは塩素系洗剤の使用部分は問題ないことになります。
しかし、別の場所にはまだまだ問題が残っています。
問題が残っている場合は排水口と排水管です。
住んでいる家にもよりますが、排水口の蓋を開けると水が溜まる仕組みなっている場合があります。そうなると、その溜まった水には洗い流した塩素が残っている可能性が高いです。
また、排水管は洗面器とかを見ていただくとおわかりですが、途中でSを横にしたような感じで曲がっています。そうなると曲がった部分には水が溜まることになり、洗い流した塩素が残っている可能性が高くなります。
こうしたことから、塩素系洗剤を使用し、十分に洗い流しをしたとしても排水口や排水管には塩素が残っているのです。
そのような状況で、酸性洗剤を使用し洗い流しをすると、排水口や排水管で塩素と酸性洗剤が混ざってしまい有毒ガスが排水路からモクモクと出てきてしまうのです。
風呂場や洗面器は使用頻度が高いので塩素系でも酸性でもどちらかの洗剤を使用した場合には、数日間隔をあけてもらえば排水口や排水管に残ることもなくなるので必ず間隔をあけて使用してください。
もし、使用頻度が少ない場所で塩素系洗剤と酸性洗剤を使用する場合には、片方を使用したらひたすら水を流すという作業が必要になります。
肝心なことを忘れてましたが、必ず換気をしながら両方の洗剤を使用してください。
余談ですが、シャンプーやボディソープ、食器用洗剤は酸性ではありませんのでご安心してください。
弱酸性についてはおそらく大丈夫です。私は塩素系のカビ用ハイターをよく使用しますし、弱酸性のビ◯◯もよく使用しますが特に問題ないからです。ただし、保証はできませんので酸性とつくものと塩素系洗剤を混ぜることはやめましょう。
酸性は基本的に直接触れると皮膚が溶けます。塩素系も多少は皮膚が溶けます。キッチンハイターを手で触るとヌルヌルするのは皮膚が溶けているからです。
最後に
カビは少しでも放置しておくとすぐに大量に発生します。
そんなカビも塩素系洗剤と酸性洗剤で綺麗さっぱりにできてしまいます。
ですが、塩素系洗剤と酸性洗剤は混ざると大変危険です。できることであれば、どちらかだけを使用するべきです。
さらに言えば、普段から毎日簡単にでも掃除して換気をしておけばカビは発生しずらくなるので、死のリスクを背負うよりは毎日の積み重ねを大切にしてほしいです。
それでは。