ほうざんのもしかするとためになる話

少しでも役立つ情報を掲載できればと思っております。

パチンコから換金の制度を廃止してもパチンコ業界はなくならないワケ

どうも。

 

えるこんです。

 

本当なのかは定かではないですが、菅官房長官がパチンコのタブーとされている換金制度にメスを入れるみたいです。

 

散々、政治との癒着が噂されて来たパチンコ業界だけに本当だとしたらかなり革新的なことになります。

 

まあ、菅官房長官が公の場でパチンコの換金制度について言及した記録はおそらく無いので、噂だけが独り立ちして当の菅官房長官はしらこい顔をして無かったことになるとは思います。

 

しかし、せっかくパチンコの換金制度にメスが入るかもしれないということなので、実際にパチンコの換金制度が禁止になるとどうなるのか考えてみます。

 

 

パチンコは勝てるかもしれないから人気があった

パチンコは換金ができるつまりギャンブルであるから人気があるという考え方になります。

 

その考えは間違ってはいません。

2016年後半からパチンコに対する規制が始まり、一発逆転を狙えるようなパチンコ台が消えてしまいました。

2018年には、出玉の規制も始まり本当にパチンコは出ない勝てないようになりました。

規制を追いかけるように、全国のパチンコ遊技人口も減少傾向にあり、2017年は900万人と推定されています。 

2009年に1720万人いたパチンコ遊技人口も8年間で半分程減っています。

 

パチンコ離れの全てが規制によるものではありませんが、規制に伴って遊技者人口の減少も加速しています。

パチンコを打つ以上は勝ちたいと思う人がたくさんいるため、規制が厳しくなると同時に遊技人口も減っていると考えることに無理はありません。

 

 

低貸を利用する人はただパチンコが打ちたいだけ

先程、パチンコを打つ人は勝てるかもしれないというギャンブル要素があるので人気があったと書きました。

確かにその通りなのですが、それでは片付けることができない人が確実に存在します。

 

パチンコには、現在、かつては無かった低貸というものが存在します。

 

パチンコは1玉4円で貸し出す(この表現が最高に気に入らないです)ことが基本です。

しかし、現在はパチンコを打ちやすくするために1玉1円だったり、0.5円で貸している店も多くあります。中には1玉0.1円なんてところもあります。

 

パチンコにギャンブル性を求め打っていた人からすれば低貸などアホらしいと思うのですが、店内の低貸コーナーはいつも人気があります。

 

低貸のパチンコを打つ以上はギャンブル性を求めることはできないです。

そうなると、低貸のパチンコを打つ人は純粋にパチンコを楽しんでいることになります。

 

パチンコの遊技者の中にはこのような人が達が一定数存在します。

 

 

換金制度が禁止なればパチンコ業界は衰退するが、無くならない

冒頭でも書いたパチンコの換金制度を禁止にするということですが、パチンコの換金制度を禁止にしてもパチンコ業界はなくならないです。

 

パチンコ遊技人口には、一定数の純粋にパチンコを楽しむ層が存在するためパチンコの需要がなくなることはまずないです。

 

しかし、パチンコ業界の衰退は免れません。

今のようにテレビでCMをバンバン流すことはできなくなります。

ライターや芸能人の来店イベントをしても誰も来ないだろうし、そもそもライターや芸能人を呼ぶ余裕がなくなります。

また、パチンコを純粋に楽しむ層は基本地元のパチンコ店に寄生するので、パチンコの換金制度が禁止になって潰れるのは小さい店よりも業界大手の可能性が高くなると考えられます。

 

パチンコが日本から消えるためには韓国のように法律で規制しない限りは存在し続けるということです。

 

パチンコの恐ろしいさ

ここでは、パチンコを純粋に楽しむ人についての話になります。

 

パチンコは、出玉を換金できるからこそ人気がある一方で、パチンコが純粋に楽しくて人気があるのです。

 

しかし、私はパチンコが純粋に楽しいというのは少し違う気がしています。どちらかと言うと楽しいと錯覚しているのだと考えています。

 

どういことかというと、パチンコ店というのは特殊な空間だからです。店内には、パチンコ台が所狭しと並んでおり、1台1台が爆音で稼働しています。この時点でパチンコをやることに平常心を保つことが難しくなります。歌手のライブやスポーツの試合観戦の雰囲気と似ているところがあります。

 

これだけであれば、まだいいのですがパチンコ台は演出で人間の脳を破壊してきます。

人間が興奮する音や頭に残る音、演出などはパチンコ台のメーカーに研究されパチンコ台に盛り込みます。

この演出の影響でパチンコに勝っても負けても楽しいと錯覚するパチンコ遊技者が一定数いるのです。  

 

そして、パチンコを純粋に楽しむ錯覚に陥るのは、何も低貸のパチンコを打っている人だけの現象ではありません。お金持ちで4円パチンコ打つことが当たり前という人を除いてもです。

 

元々はパチンコのギャンブル要素を楽しんでパチンコで勝つことにパチンコの価値を見出していた人たちも、毎週若しくは毎日パチンコ店に行くことで、頭がおかしくなります。そして、気がつかないうちにパチンコをやる目的が楽しむことにシフトしてしまいます。

 

これは、規制が続くパチンコ業界の中でも未だに遊技人口が900万人近くいることの最大の裏付けになります。

 

このようにパチンコは人間の脳を攻撃してくるため一度ハマると中々抜け出せなくなる麻薬のような存在なのです。

 

終わりに

パチンコ業界は規制が続く限り必ず衰退します。現在の規制は東京オリンピックのためだとも言われているので2020年までは規制が確実に進みます。もし、2020年までにパチンコの換金制度が禁止になればパチンコ業界は終焉に向かいます。

 

しかし、2020年までに換金制度が禁止されなければ、オリンピック後の規制緩和が予測されるのでパチンコ業界が盛り返す可能性があります。(パチンコ業界は非常に沢山の利権が関わっているのでその点も別の記事にします)

 

結局パチンコ業界はなんだかんだ言って潰れることはなさそうです。非常に残念ですが、仕方ないことなのかもしれません。

 

それでも、いつの日かパチンコ業界が白旗挙げる日が来ることを切に願って終わりとします。

 

それでは。