勤労感謝の日の考え方で自分の思想が歪んでいるかがわかる
どうも。
えるこんです。
11月は勤労感謝の日があります。
2018年は金曜日になるため3連休になる人も多いはずです。
勤労感謝の日と言えば1年間にある祝日の1つくらいの認識です。
しかし、私はこの勤労感謝の日に疑問を抱いてしまいました。そして、その疑問こそが黒い思想でもあります。
薄々私の言いたいことがわかった人もいるでしょうが今回は勤労感謝の日について再度その意味を確認する機会になればと思います。
勤労感謝の日とは?
勤労感謝の日ってそもそもどのような日なのか?これについて考えることが大切になります。
勤労感謝の日について調べてみましたが、きっちり説明すると長くなるのでざっくりと説明します。
web上の「日本文化いろは辞典」によると
という感じです。
勤労感謝の日は戦後に制定された祝日です。
戦前の新嘗祭にあたる日になります。新嘗祭とはこれも簡単な説明になってしまいますが、農作物の恵みを感じる日です。
農作物の恵みを感じることで勤労の目的を再確認しようという日になります。どうやら勤労は農業限定で考えられていたようです。
戦後になり、「勤労」に対する考え方を再確認して全ての働く人が「勤労」の対象となりうるべきだとしました。それ故に新嘗祭の日ではなく勤労感謝の日という名前に変わりました。
勤労感謝の日の解釈の正解は?
勤労感謝の日は、制定過程から考えると
何のために労働しているのかを再認識する日
ということになります。
これは、簡単に言えば
日々、労働できることに感謝する日
という解釈になります。
そして、上記の解釈にたどりつくことによって勤労感謝の日に対する考え方が2つにわかれることになります。
1つは
祝日にすることで日々の労働に対する感謝を再確認する
という考え方
もう1つは
日々の労働に対して感謝しながら働く日
という考え方
以上の2つの考え方にたどり着きます。
結論から言うとこうなります。
前者の考え方が正しく、後者の考え方は誤っている
普通に働いて、普通に生活していれば勤労感謝の日の意味を考えなくても、祝日である以上は仕事は休みにしようという考え方になります。
この考え方は正常です。これからも同じ考え方のままで問題ありません。
しかし、後者の考え方になると、勤労感謝の日は勤労することに感謝する日なのだから祝日とは言え働くのが当たり前という腐りきった考えに陥ります。いわゆるブラック思想です。
この考え方になると、祝日という概念が無くなるため勤労こそが全てという愚かな思想になりかねません。
それこそ戦時中の月月火水木金金の思想です。
このような状況になってしまえば勤労に対する感謝など生まれません。むしろ勤労に対する憎しみが生まれます。
一方で
勤労感謝の日が祝日だからみんな遊んだりして勤労に対する感謝など持たないのでは?
と反論されることもあるかと思います。
もちろん、このような反論はブラック思想以外の何者でもありません。そのためこんなことを言う人は無視してください。このレベルになるとただの屁理屈です。そんな人を相手にしていると自分自信が毒されます。
勤労感謝の日に勤労できることに感謝することは大切
もちろん、勤労感謝の日に働けと言うことではないです。
勤労感謝の日くらいは日々労働できることに感謝してほしいということです。
別に何か話し合いしろとか行動を起こせという類のことを言ってるわけではありません。
少しでも、日々労働に感謝という気持ちを持ってほしいということです。
休みの日に買い物したり遊んだり、家でゆったりしたりすることは日々の勤労があるからこそできることなのだと少しでも感じてほしいです。
本来なら日々の休日全てにおいて感じるべきなのでしょうが、それは中々難しいです。
だからこそ勤労感謝の日だけでも日々勤労に感謝できるようになってほしいです。
現在、日本は豊かな国なので生活してて困ることはほとんどないです。
しかし、この豊かさはみなさんの日々の勤労の賜物であります。
言うならば、当たり前のことに感謝することの延長線上に勤労感謝の日があるということです。
特に強要するつもりもありませんが、少しくらい日々の勤労に感謝を持てることは人間力の向上にもつながるので損することは何もありません。
終わりに
以前、仕事中に私の上司が
仕事があるときは頑張らないとな
と私に言いました。
この言葉は勤労に感謝していることの表れです。
このくらいの気持ちが持てるかどうかで今後の人生にもいい方向に変化が持てると思います。
勤労に感謝する気持ちに答えはないです。
自分で勤労に感謝できる気持ちが持てたのならそれが答えになります。
勤労に感謝する気持ちは十人十色です。
しかし、少しでも黒い思想が入り込むと間違った解釈で勤労に感謝することになり、休日がなくなるなど、周りの人に迷惑をかけることになります。
くれぐれもその点だけは気をつけてほしいです。
それでは。