フレックス制度の悪いところを考えると利用すべきではないと言える理由
どうも。
他人にも自分にもついつい甘くしてしまうことで有名なえるこんです。
私の会社ではフレックス制度を取り入れています。
このフレックス制度ですが、メリットが多くて助かります。
しかし、よくよく考えればデメリットもかなりあります。
私としては、フレックス制度は良くないと考えるまでに至っています。
今回はフレックス制度に潜むデメリットについて詳しく説明していきます。
フレックス制度とは?
ご存知の方が多いと思いますが改めて説明します。
フレックス制度とは出勤、退勤時間を調節できる制度です。
簡単に言えば、通勤ラッシュ避けたいから1時間遅れで出勤するとか、早く帰りたいから1時間早く帰ることができる制度です。
ただし、勤務時間を守ることや勤務に支障が出ないことを前提としていることを覚えておいてください。
私のフレックス制度の使い方
私の会社ではひと月の勤務時間が決まっています。
そのため、朝、30分遅れて出勤した場合はその日か別の日で30分残業が必要になります。そうすればひと月の勤務時間合計の辻褄が合うからです。
仮に30分遅れで出勤し、そのリカバリーをしないとその月は30分勤務時間が足りていないことになり査定に響きやすくなります。
私は、月末に勤務時間がオーバーしているとフレックス制度を利用して勤務時間の調節を行なっています。
予めフレックス制度を使いたい日が決まっていれば前もって残業して調節することもあります。
フレックス制度のメリット
通勤ラッシュを回避できる
これはかなり大きいです。
満員電車で息苦しい思いをすることなく出勤できます。
朝から電車やバスでぎゅうぎゅう詰めになり、醜い座席の争奪戦などのストレスから逃れることもできます。
暇だったら帰宅できる
仕事が急に暇になり、やることが無ければフレックス制度を利用して帰宅することもできます。
特に客先からの指示が滞るときなどは必ず後々になって残業しないといけなくなるため仕事量を見据えてあえて帰宅するという選択もできます。
フレックス制度のデメリット
朝に弱くなる
出勤時にフレックス制度をつかうと朝がしんどくなります。
出勤時間が遅くなれば、起床時間も比例して遅くなるものです。
しかし、時として定時刻に出勤しないといけない日もあります。朝礼とか会議などの理由です。
そのような時は朝は地獄です。
最悪の場合、寝坊なんてこともありえます。
人間である以上楽を覚えるとなかなか抜け出すことができないものです。
客先の勤務時間と噛み合わなくなる
これがフレックス制度の最大のデメリットです。
自分の出退勤の時間と客先の出退勤の時間がズレるとそれだけで無駄な時間が生まれてしまいます。
会社ごとの定時刻が違うのはしょうがないです。
しかし、定時刻のズレからさらにフレックスでのズレがあると下手をすると半日くらいのズレが生まれてしまいます。
そうなると自分が退勤したい時間に客先から連絡がきたり、打ち合わせや会議が必要になるという状況が頻発します。
逆もしかりです。
自分の都合で客先の担当者の退勤時間を動かすこともあります。
次回からは客先に合わせて自分のフレックス出勤時間が変わってきます。
こうなると、客先と勤務時間が噛み合わなくなり最終的にどちらかの勤務時間に合わせることになります。
実際に私の会社にも定時刻後に打ち合わせが入ることが多々あるため常時フレックスを利用している人もいます。
こうなると、何のためのフレックス制度なのかがわからなくなります。
自分の都合ではなく客先の担当者の勤務時間のためにフレックスを利用したり、自分の都合のために客先にフレックスや残業をさせるのはあってはならないことです。
フレックス制度に申告や申請がない
これは、フレックス制度のメリットがデメリットになるパターンです。
フレックス制度は単純に勤務時間を定時刻から動かすことなのでわざわざ申告も申請も必要ありません。
朝一で会議があっても前日の時点でわかることなのでその時はフレックス出勤をやめることはできます。
仮に、当日の朝になって急に会議が必要になったとして、フレックス出勤のため遅れての参加や不参加になったとしても、何も悪いことではありません。
もし、そのようなことで咎められることがあれば、、、言わなくてもおわかりですね(汗)
このように、フレックス制度を利用しても出勤していることに変わりはないため、申告も申請も必要ないです。
しかし、フレックス制度が無申告、無申請であることが時としてデメリットとなります。
それは、自分の会社の上司や上長、客先の担当者に承認をもらわないと仕事が進まない時です。
かなり具体的で限定的な言い方になりましたが、要は自分以外の誰かが仕事に必要であるときです。
そのような場合、自分が定時刻で退勤したくても一緒に仕事をする人がフレックスで後からの出勤になれば打ち合わせや会議の時間もそれに伴い後ろズレます。
つまり、自分は定時刻で退勤できるかどうかわからないということです。
それが月に2、3回であればまだ我慢できるかもしれません。
しかし、それ(フレックスにおける弊害)が常態化するとストレスにしかなりません。
結局はフレックスを仕事に携わる誰かのために使わないといけない状況になります。
退勤しづらい
自分がフレックスを使わない時に言えることです。
上司のフレックス出勤が常態化すると退勤時間はその分だけ遅くなります。
そうなると自分は定時刻で退勤するけど上司はまだ残っている状況になります。
上司は残っても残業しているわけではないことはわかっています。
しかし、定時刻で退勤する自分に後ろめたさを感じてしまうものです。
その結果、上司に手伝うことはないかと聞いてしまい、嫌々残業することになります。
もちろん、上司も部下が定時刻で退勤することが良くないとは考えていないはずです。
しかし、雰囲気というものがあるので後味の悪い退勤になりがちです。
最後に
フレックス制度は良いイメージがある一方で使用には弊害が伴うのが現状です。
フレックス制度を利用する際は、周りに迷惑をかけないかを考えないといけません。
そうなると、何のためのフレックス制度なのかがわからなくなります。
フレックス制度は、自分のペースでできる仕事であれば心強い制度です。
しかし、チームであったり客先と連絡を取り合わないと進まない仕事である場合は相手にとっては都合の良くて、自分にとっては理不尽な制度になります。
それだけに、フレックス制度は安易に利用すべきではないです。
それでは。