ほうざんのもしかするとためになる話

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日本にカジノができればパチンコ業界が衰退するというのは浅はかな考えである件

どうも。

 

他人にも自分にもついつい甘くしてしまうことで有名なえるこんです。

 

IR法案が可決され、日本でもカジノが合法になりました。

 

リゾート型施設として大阪、和歌山、長崎ではカジノの候補地として名を挙げています。

 

カジノと言えばこんなことが言われています。

 

日本にカジノができればパチンコは衰退する

 

この考えですが、甘いです。というよりも浅はかすぎる考えで笑えます。

 

今回は、カジノとパチンコの関係性について、実はそこまで関係ないということを書いていきます。

 

品があるかないか

カジノというと、どのようなイメージがありますか?

 

敷居が高い(使い方は間違っていますが、あえてこの表現を使います)と感じる人が多いのではないでしょうか。

 

カジノというと、どこかお金持ちの人向けの施設というイメージが強くなります。

 

実際、カジノはある程度手持ちのお金がなければ楽しむことはできません。

 

また、アジア圏のカジノはドレスコードはそこまで厳しくないですが、欧米や南半球では一定のドレスコードが要求されます。

 

これは、カジノが特別な場所だということを意味しているのです。実際カジノはホテルなど限られた場所にしかありません。

 

つまり、身なりも大切だということです。そういった点でカジノはギャンブルでありながら品のある部分があるのです。

 

一方パチンコはどうでしょう。

 

誰でも簡単に入店できる雰囲気があります。もちろん、初めは少し気が引けるかもしれません。しかし、初めては誰にでもあるので1度パチンコ屋に入ってしまえば後は何の気兼ねもなく入店することができます。

 

また、パチンコは金持ちの遊びというイメージはそこまでありません。どちらかというと、お金がない、借金持ちがはびこっているイメージが強いです。実際、生活保護受給者がパチンコ屋にいることが問題にもなっています。

 

パチンコ屋はお金がなくても利用できます。最近では、店内に漫画を揃えていたり、マッサージチェア、テレビも備え付けてあることが多くなり、単なる休憩所としても利用できるようになりました。

 

ドレスコードは当然ありません。どんな服装でも捕まらない程度であれば問題ありません。ダボダボの服を着ても、多少体を洗って無くて臭っても問題ないのです。パチンコ屋としては、店にきて金を落としてくれれば問題ないくらいの考えなのでしょう。

 

パチンコ屋は、駅前や郊外など、どこでもあるため感覚としてはコンビニを利用するくらいのレベルになります。パチンコ屋には品を感じるどころか下品なイメージさえついているのが現状です。

 

以上のことから、カジノとパチンコは品という部分に注目するだけでも、大きな違いがあるのでカジノができるからパチンコ業界は衰退するというというのはあまりにも浅はかな考えだと言えるのです。

 

カジノは一般市民向けに提供するわけではない

カジノを含めたリゾート施設は、あくまで旅行者向けです。

 

パチンコ屋みたいに近所の一般市民向けというわけではありません。

 

訪日客、つまり海外から日本に旅行にくる外国人を客として想定しているのです。

 

それは、入場料金からもわかります。訪日客は無料でカジノ施設に入場できますが、日本人は入場料金として6000円必要になるようです。

 

6000円というと、低貸パチンコであればその日の予算くらいの金額です。

 

パチンコ客がカジノに行きたいとなった時に入場料金が6000円必要とわかれば、その6000円あればパチンコできるからパチンコ屋に行こうという考えになります。

 

パチンコ客の全員とは言いませんが大半の客は品とは掛け離れた人たちです。そのような人たちが入場料金を支払うということに納得するはずがありません。

 

6000円払ってでもカジノ行きたいとなってパチンコ客がカジノに流れるというのはまず考えられないので、カジノによってパチンコ屋が衰退するということはあり得ません。

 

そもそもカジノ施設は数ヶ所しかない

これから日本でカジノが普及するとしても、全国に何千ヶ所とできるわけではありません。

 

あくまでリゾート施設の一部としてカジノができるわけなので、訪日客が多い場所、つまり近くに観光できる場所が必要になります。

 

カジノはパチンコ屋みたいに駅前に何件も乱立したり、何もない郊外に店を構えるといったことにはなりません。

 

時間かけてカジノがある施設まで遠出するのか、近所にあるパチンコ屋にいくのかを考えればパチンコファンは絶対に近所のパチンコ屋に行きます。

 

日本に数ヶ所しかないカジノにパチンコ客が流れることはあり得ないのです。

 

パチンコ業界が衰退するとすれば規制しかない

カジノができるからパチンコ業界は衰退するということはあり得ませんが、間接的に衰退することはあるかもしれません。

 

それは、規制です。

 

カジノに日本国内からも利用者を増やしたいとなった場合、パチンコ客はいいカモになりますり

 

そうなれば、パチンコ客をパチンコ屋から引き剥がすためにパチンコに規制を国が入れることはあり得ます。実際に2016年の終わりくらいからパチンコの規制は始まっています。

 

今後も、パチンコの規制が続いて「勝てないパチンコ」が一般市民に定着すればパチンコ離れも加速して一部の人たちがカジノに流れる可能性はあります。

 

カジノができて、パチンコ離れが加速するということは、パチンコを規制して無理矢理カジノに客を流すという手段しか方法はないのです。

 

最後に

カジノとパチンコはほとんど関係性がないことがおわかりいただけたでしょうか?

 

カジノとパチンコでは客に求めることと客が求めることに大きな違いがあります。

 

カジノとパチンコに関係性があると騒いだ方が盛り上がるのでそのようにニュースや新聞などて報道されていますが、マスコミが印象操作することはよくあることなので信じすぎてはいけません。

 

カジノ客とパチンコ客の住み分けは特に問題なく進みます。

 

あとは、国がカジノのためにどこまでパチンコ業界に圧力をかけるのかが今後のパチンコ業界の進退に影響があるということになります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは。