個人的に好きな競馬のレースベスト5
どうも。
他人にも自分にもついつい甘くしてしまうことで有名なえるこんです。
私は競馬によって借金を背負ったどうしようもない奴です。
そんな奴でも競馬自体に魅力を感じています。
競馬は見るだけも十分面白いです。レースの駆け引きや血統など奥が深いです。
今回は個人的に好きな競馬のレースを紹介することで競馬のギャンブル以外の部分の面白さを伝えれたらと思います。
賛否両論あると思いますが、あくまで独断と偏見におけるベスト5なのでご理解いただきたいです。
第5位 2016年皐月賞
このレースは、マカヒキ、サトノダイヤモンド、リオンディーズの3頭が3強と目されており勝ち馬はこの中から出ると言われていました。
結果は伏兵のディーマジェスティ(18番のピンク帽)が見事な差し切りで圧勝しました。
このレースを第5位にした理由は2つあります。
まずは、蛯名騎手が7番人気という中穴の馬を持ってくるという、「らしさ」が現れたからです。蛯名騎手は私の好きな騎手です。これまでにも何度かG1のレースで穴馬を持ってくることが度々あり、「忘れた頃の蛯名」と言われるくらいたまにデカイ勝ちを持ってくる勝負強さを象徴するレースとなりました。
もう1つは、綺麗な差し切り勝ちのレースだったからです。ディーマジェスティはスタートは決して良くなく、有利とは言えない外枠でした。それでも、レースの流れに乗って最後の直線ではギアを上げて他の馬を置き去りにしたのがたまらなくカッコよかったです。
ちなみに、私の好きなレースはほとんど差し切り勝ちのレースばかりです。この皐月賞はまさに私が差し切り勝ちを好きなったきっかけでもあります。
第4位 2008年天皇賞・秋
このレースは2008年ということで、私が高校生の頃のレースとなります。当然リアルタイムで観ていないですし、競馬に興味すらなかった時のことです。このレースは競馬にハマってからたまたま動画で観て鳥肌が立ったレースになります。
このレースは、最強牝馬との呼び声の高いウオッカ、同じく同世代のこちらも最強牝馬の呼び声が高いダイワスカーレット、その年のダービー馬ディープスカイの3強のレースでした。しかし、この3強以外にもG1勝ちのある馬が揃っており豪華メンバーでのレースになりました。
このレースに鳥肌が立ったのは最後の直線です。逃げ馬のダイワスカーレットをウオッカが捉えたと思いきや、そこからダイワスカーレットが粘ります。そして互いに譲らないまま、ゴールしました。
映像ではどっちが勝ったかわからないくらいでしたが、結果はウオッカが2cm差で勝ちました。
牝馬同士の互いに譲らない争いは熱くなりました。ということで第4位にしました。
第3位 2015年皐月賞
またまた皐月賞のレースです。
このレースは本命視されていたドゥラメンテが勝ったレースです。
スゴイのは勝ち方です。
ドゥラメンテは馬群の後方で競馬をしていました。第4コーナーでデムーロ騎手がドゥラメンテを馬群の外に出そうとしました。(後ろから差す馬が馬群の中にいると抜けだせなくなる可能性があるため)
その時にアクシデントとも言うべきことが起きました。デムーロ騎手の手綱にドゥラメンテが過剰に反応してしまい大きく膨れてしまったのです。つまりロスをしたということです。
このままでは届かないかも、と思ってしまうくらいのロスでしたが、そこから凄まじいことになります。
ドゥラメンテは、異次元の加速をして他の馬を全て差し切ったのです。しかもギリギリとかではなく圧倒的な差を残してです。
デムーロ騎手もゴールを前にして首を振りこの馬半端ないわと言わんばかりのアクションをして最後は観客に向かってガッツポーズです。
まさに化け物というべき走りを見せつけられたこのレースは第3位になります。
第2位 2016年凱旋門賞
このレースでは日本のレースにはないチームプレイを見ることができます。
そして、注目してほしいのは勝ち馬ではなく(もちろん勝ち馬は強いです)3着の馬です。
3着の馬はオーダーオブセントジョージという名前です。ちなみに日本の競走馬はカタカナで9文字以内にしないといけないというルールがあります。
オーダーオブセントジョージの騎手は世界のトップジョッキーである、ランフランコ・デットーリです。
オーダーオブセントジョージは外枠からのスタートでした。スタートすると一頭だけ馬群の外を走りやがて先頭集団につけます。
オーダーオブセントジョージは先行するタイプの馬なのでスタートしてから、勢いをつけて先頭に行くのが理想です。
しかし、外枠ということもあり無理して先頭争いをすると結果的に馬群の中団になるなど上手くいかない可能性があります。
それを見越したデットーリ騎手はあえて馬群の外を走らせてスムーズに先頭集団につけることができるように狙ったいたということになります。
そして最後の直線でも勝ち馬のファウンドが突き抜けることができるように内のコースを守るように走り、タイミングを見てファウンドに道を譲るというアシストもやっています。
このレースではデットーリ騎手の騎乗レベルの高さとチームプレイでマークした馬を潰しにいくという組織的な駆け引きが見られたことの衝撃という理由で第2位としました。
ちなみに、日本のレースでのチームプレイはご法度です。しかし、海外のレースではチームプレイが当たり前です。
海外のビッグレースを見ればチームプレイをしている光景がわかるかもしれません。
第1位 2012年凱旋門賞
日本競馬の悲願達成が目前でするりと手元から落ちた、そんなレースです。
日本からはオルフェーヴルという日本のクラシック3冠馬が参戦しました。
最後の直線は誰もがオルフェーヴルが勝ったと思ったでしょう。最後の最後でオルフェーヴルらしさが出てしまい、海外の馬に差されてしまいます。
しっかり走ってれば勝てたと誰もが思うほどにオルフェーヴルは強かったです。
また、実況の「栗毛の馬体が来たぞー!日本のオルフェーヴルだ!」のところはゾワッとしてものすごく興奮しました。
日本競馬の悲願の達成間近まで迫ったこのレースは私の中ではダントツで興奮したレースになります。
最後に
競馬はギャンブル面ばかり注目されてしまい、悪いイメージを抱く人は多いです。
しかし、競馬のレースそのものは駆け引きだったり血統だったり様々な要素が絡むため観戦するだけでも十分楽しめます。
競馬を勧めるわけではありませんが、競馬もドラマ溢れる魅力的なスポーツであることを理解していただけたら幸いです。
それでは。